考えて食べる食生活へ

[監修] 北海道教育大学 教育学部旭川校 菅野 友美

現代は飽食の時代と言われるように、好きなものを、好きなだけ、好きな時に、好きな人と、好きな場所で、食べることができます。しかし、このような食生活をしていると、10年後には何等かの病気になってしまいます。では、健康な食生活を送るにはどうすればいいのでしょうか。それは「考えて食べる」ことです。何を考えるのかというと、地元の食材を取り入れて食べるように意識する(考える)だけです。バランス良く食べなくてもいいんです。旭川医科大学内にある抗酸化機能分析研究センターでは北海道産の食材の機能性(抗酸化価)を測定しています。それによると、北海道産の食材には機能性がたくさんつまっています。北海道産の食材を積極的に採るようにしましょう。

町内の畑でとれました

もう少し贅沢を言えば、地元の食材を料理する時、「一汁三菜」を意識しましょう。
つまり、ご飯やパンなどの主食に汁物、そしておかずを3品(主菜1品と副菜2品)考えて食べましょう。

一汁三菜

地元の食材を使って、バランス良い食事の例が学校給食です。旭川市内の学校給食では野菜の道産食材利用率が71.2%(平成27年度)です。また、米粉推進のため平成22年からパン給食に米粉パンが提供されています。献立にも米粉を使ったメニューが多く登場し、地産地消の取組みが行われています。

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