トマトの品種
 
トマトは18世紀以前に日本へ伝わったとされていますが、当時は食用ではなく、
赤い実を鑑賞するためのものでした。
明治になってから、開拓使による食用品種の導入が始まりましたが、食味が
一般の嗜好に合わず、なかなか普及しませんでした。
食生活のの欧米化に伴い栽培量がふえ、1935年頃から日本で育成された
品種が主体になりました。
実が大きく、酸味の少ない生食用の品種が多数発表されていますが、
近年料理用の酸味の強い小果品種も見直されています。

北海道では、次のような品種が栽培されています。
                     
  桃太郎ファイト   
   平均1果重約210g。果実は硬く日持ち性が良い。糖度が高く食味に優れる。
草勢はやや強く、節間長はやや長い。秀品率が高い。
半促成栽培、ハウス雨よけ夏秋取り栽培に向く。
 
                        
  ハウス桃太郎   
   平均1果重200~210g。果実の硬さと甘さは「桃太郎」と同程度。
酸味は「桃太郎」より少ない。着果と果そろいが良く、花痕が小さい。
草勢は中程度で節間長はやや伸びる。異常茎の発生が少ない。
促成栽培、半促成栽培、抑制栽培に向く。
 
        
  桃太郎8   
   平均1果重210~220g。果実の硬さと甘さ、酸味は「桃太郎」と同程度。
食味、日持ちは良い。肥大性良好。
初期の草勢は中程度で強いが、抽以降はやや弱い。 節間長は中程度 。
半促成栽培、ハウス雨よけ夏秋取り栽培に向く。
 
        
  麗夏   
   平均1果重約220g。果実は硬く、日持ち性が良く、
裂果の発生が少ないことから、完熟収穫が可能。
草勢は強く、栽培後半までスタミナがある。節間長は中程度。
半促成栽培、ハウス雨よけ夏秋取り栽培に向く。そ
 
        
  カンパリ    中玉トマト  
   平均1果重約50~60g。果色はつやのある美しい赤色。
糖度と酸度のバランス、果肉の肉質の良さが特徴。果肉は硬く、
完熟しても軟果玉になりにくく、裂果に極めて強く、房とり収穫可能。
非常に多収で、大玉トマト並みの収量性を有する。
促成栽培から抑制栽培まで、すべての作型に対応。
 
        
  ラブリー40    中玉トマト  
   平均1果重約40g。果色は鮮紅色。糖度が高く、酸味もあり、食味良好。
果肉は硬く、完熟しても軟果玉になりにくく、裂果に極めて強く、
房とり収穫可能。
促成栽培から抑制栽培まで、すべての作型に対応。
 
        
  レッドオーレ    中玉トマト  
   平均1果重約40~50g。濃赤色に着色し、日持ち性に優れている。
シングル花房が基本で、異常茎、生理障害は少ない。
高糖度に加え、低酸度で粘質な食感が特徴。房取り収穫には向かない。
促成栽培から抑制栽培まで、すべての作型に対応。
 
        
  シンディスイート    中玉トマト  
   平均1果重35~40g。果実はテリがあり、果色は鮮やか。
甘みと酸味のバランスが良い。房取り収穫には向かない。
花房は下段はシングル花房で、上段からダブル花房になる。
異常茎、生理障害は少ない。
促成栽培から抑制栽培まで、すべての作型に対応。
 
        
  キャロル10    ミニトマト  
   平均1果重10~15g。果実はテリがあり、肉厚で、果皮は薄く口に残らず、
高糖度で食味が良い。草勢中程度、節間は伸びる。花房は下段より
ダブル花房が多く、初期収量があがる。異常茎、生理障害は少ない。
促成栽培から抑制栽培まで、すべての作型に対応。
 
        
  千果    ミニトマト  
   平均1果重15~20g。果色は濃赤色で美しい光沢がある。
糖度が高く、ち密な肉質で食味が優れる。
草勢やや強く、節間長は短め。花数が1花房あたり30~40とそれほど
多くならないので、花数制限の必要がない。異常茎、生理障害は少ない。
促成栽培から抑制栽培まで、すべての作型に対応。