ねぎの品種
 
日本のねぎの品種は冬季の休眠性で分類されます。冬季に葉が枯れて休眠する夏ネギ型、
冬季にも葉が枯れず生育を続ける冬ネギ型、その中間型があります。
土寄せにより行う軟白には寒冷な気候が適するため、根深ねぎは関東以北で、
関西では軟白をあまり重要視しないので、葉ネギが多く栽培されています。

また、ネギには地方的な特徴をもった品種も多いです。

北海道では次のような品種が栽培されています。
                     
  長悦   
   品質の優れた超晩抽性の一本太ねぎ。耐暑性、耐寒性ともに強く作りやすい品種。
軟白部の長さは適当な土寄せにより40cm程度になり、光沢があり、
葉首部は金長ねぎなみに締まりが良い。適度な軟らかさがあって、
品質、食味ともに優れる。外皮はむきやすく、調整が容易。
葉枚数は5から6枚とやや多め、葉色は濃く、草丈はやや高い。
極めて抽台しずらい。
 
                     
  冬一心   
   収穫の機械化、生育の均一性、作業効率のよさを目標に育成された品種。
耐寒性が強く、肥大性の良い、高品質の合黒系一本太ねぎ。草姿は立性で、
草勢は強く、生育のそろいは良い。葉身部は濃緑でやや太く、冬季になっても
葉折れが少ないため、管理作業が容易である。
葉しょう部の肥大性は早生で太りが良く、収量性は高い。
襟もとのまとまりが良く、軟白部は光沢があり、軟らかく、甘みに富む。
葉しょう部の長さは40から45cm程度となり、中太に良くそろう。
北海道での栽培実績はまだ少ないが、道南では優良な試験結果が得られている。
 
                              
  白羽一本太   
   ネギ栽培で近年求められている省力化のための高い均一性、
広い適応性を求めて育成された品種。葉は立性で濃緑色、葉折れが少なく
作業性が良く、伸長が早い。葉しょう部は伸長性、肥大性ともに優れており、
太くて襟部の締まりが良い。耐病性にも優れる。軟白部分は純白で肌が良く、
外観も良い
 
               
  北の匠   
   生育旺盛、伸びと太りに優れた増収型の合柄系一本ねぎ。
耐湿性、耐病性に優れ、作りやすい。草姿は立性で、草丈95cm、
葉しょう部は38から45cm程度になる。肉質は緻密で繊維が細く軟らかい。
糖度が高く、にがみや辛みが少なく食味良好。軟白部の白さ、テリ、
ツヤにも優れ、市場性は高い。
 
               
  青ネギNSS15号   
   葉ネギと一本系ねぎの交配種の小葱。
葉色は濃緑色、根はりが良く、葉先枯れしにくい。葉太りの心配もなく、
細くて小葱らしい姿となる。ハウス、露地、どちらにも適応する。