ワインパミスの利用
 
  ワインの搾りかすのことをパミス(pomace)といいます。
主に水分、ぶどう果皮、種、梗からなります。
たとえば、北海道十勝地方だけで年間約80トンが発生していますが、
その多くが肥料、または産業廃棄物として処分されています。しかしこのパミスには、
ポリフェノール類をはじめ、さまざまな機能性成分が含まれています。
パミスの利用法について、いくつか紹介します。

  1. 酒の原料  
  ぶどうの搾りかすをさらに発酵して作られたアルコールを蒸留して作られた酒をイタリアで
グラッパと呼びます。フランスのマール、バルカン半島のラキアなどもこの仲間です。
蒸留酒ため、アルコール度数は高めです。

  2. 家畜用飼料  
  羊、牛、豚など、家畜の飼料に混ぜて使用されることもあります。
豚の飼料に混ぜたところ、排泄物由来の悪臭抑制も有害菌数抑制などの効果が期待できるとの
報告もあります。 北海道にはパミスを混ぜた餌で羊を飼育している牧場があります。

  3. 食品に再加工  
  パミスからペースト、ジャムなどの加工品を作るなどの工夫もされています。
さらに種からグレープシードオイルを絞ったり、ブドウ果皮から食用色素も作られています。

  4. 機能性食品の原料  
  パミスに含まれるオレアノール酸には抗メタボ効果、抗う蝕効果があることが
明らかにされています。
パミスエキスは機能性食品素材として製品化されています。

  5. その他  
  パミスに含まれているプロアントシア二ジンに注目した化粧品の開発や、
ぶどう果皮色素を使った染料の開発も行われています。

  パミスの利用